京都ラボール学園 第2回「エコラージュ®で学ぶこころの表現療法(全5回)」を開催しました

2017年5月23日(火)、第2回 京都ラボール学園「エコラージュ®で学ぶこころの表現療法(全5回)」を開催しました。

セミナー概要

【日時】2017年5月23日(火)、18時30分~20時30分
【場所】京都ラボール学園 (京都勤労者学園)京都府京都市中京区壬生仙念町30−2
【主催】公益社団法人 京都勤労者学園 ラボール学園


2017年春期、京都ラボール学園主催「エコラージュ®で学ぶこころの表現療法」第2回を、開催しました。

この講座は、この期で3クール目となりました。

私の知り合いの方が問合せをすると、既に定員に達してしまったということで、“なんとか受講できないでしょうか?”といってこられたので担当の方に相談してみました。

すると、スタッフを増やすのであれば定員を増やすことができるというお返事をいただきました。

そんなわけで、今期は、一般社団法人日本マインドヘルス協会の正会員の方にリーダーとして参加していただくことにしました。

業務終了後の18時30分からという時間帯にも関わらず、みなさん参加していただき、本当にありがたいと思いました。

お仕事の終わりが遅くなり、遅れて来られたかたもいらっしゃったのですが、それを押しても来てくださることがありがたいと思うのです。

前回は、第1回ということで、みんさん、同じ素材で“エコラージュ®”を作っていただきました。

自分で持ってきていない分、ちょっとしっくりいかないところもあったかも知れません。

が、前回の狙いは、同じ素材を使っても全然違うものが出来る、人と自分は違っていいんだということに気づいていただくもの一つの狙いでした。

第2回目ということで、それぞれに貼りたいと思うもの持って来ていただきました。

日々の生活の中で、“今度、エコラージュ®するときに使えるものはないかしら?”と思うことが習慣になると、そのことだけでも色々なものを見る視点が変わってきます。

上の写真の方は、いつも気になったパンフレットなどを見つけると2~3枚持って帰ることにしているんだそうです。

裏も表も貼りたくなるかも知れないから、ということで、“なるほど”と思いました。

“エコラージュ®”は

①まず、雑誌やチラシをざ~っと見る。
②気に入った部分をハサミで切り取る。
③切り取ったピースに合う台紙の色を選ぶ。
④貼りつけるレイアウトを考える。
⑤実際に糊で貼りつける。
⑥出来上がった作品を観ながらカウンセラーと対話する。

という工程があります。

切ったのに貼る段階になったらいらなくなってしまうピースもあります。

そんなピースは残しておくと、後になって貼りたくなることもあるようです。

2年前に切って、ずっと残しておいたピースを思い出して貼るという方もいらっしゃって、面白いなと思います。

“エコラージュ®は色々試してみた結果、四つ切が貼りやすのではないかと思って、それを標準のサイズにしています。

もちろん決まりはないので、半分の八つ切りにしても構いません。

思いがたくさんあり過ぎて、それを一気に吐き出したいという場合は、台紙をどんどん継ぎ足して貼るという方もいらっしゃいます。

講座では90分程度で完成してもらうようにアナウンスします。

個人差がありますが、切るのに30分、レイアウトを考えるのに30分、貼りつけるのに30分といったところでしょうか。

前回は全く初めてという方もたくさんいらっしゃって、全体に固い雰囲気で始まった講座でしたが、作品が出来上がって講座が終わる頃にはみなさん笑顔になって帰って行かれました。

今回も、スタート時点ではみなさん、お仕事が終わっての参加です。

ややお疲れの様子が伺えました。

が、チョキチョキ切るということ自体がストレス解消にもなるんだと思います。

少しずつほほの筋肉が緩んで来るのがわかりました。

今回から、7番目の工程として、ナラティヴを入れてみました。

ナラティヴとは、物語るということ。

辞書で引くと、

ナラティブ【narrative】とは。意味や解説、類語。物語。朗読による物語文学。叙述すること。話術。語り口。

と書いてあります。

ご自身の作品を観ながら、語っていただくことでさらにご自身の理解が深まり、8番目の工程としては、その話を聴くことで、お互いのことが理解し合えるということがあります。

当協会は、このナラティヴの研究者である森岡正芳先生に理事に入っていただいております。

森岡先生は、現在、立命館大学に在籍しておられます。

私のエコラージュ®・ワークショップの様子を実際にご覧いただき、専門誌「心理臨床学」(2013年3月発行)に

“このワークは自分のこころに率直に向かう場として熟している。次の仕事に向かうモチベーションの上昇につながることも肌身に感じた。”

と、紹介してくださいました。

http://www.ritsumei.ac.jp/psy/teacher/morioka/

また、このナラティヴ。

最近では、身体の病気も治すことができたという報告もあるようです。

自分のことも知れて、他の方のことも聴けて、とっても贅沢な学びの時間になりました。