vol.1 優良企業における健康経営への取り組み

①「ホワイト500」って何?

「ブラック企業」って、いったい誰が言い出したんでしょうか?
“どこの誰かは知らないけれど~、誰もがみんな知っている。”
昔、そんな歌がありましたが、今、日本で「ブラック企業」という言葉を聞いたことがないという方は、いらっしゃらないと思います。

大学生は就活を始めると、自分がエントリーしようとする企業が「ブラック企業」かどうか、入念にチェックしています。
人事部や総務部のみなさん。あなたもご自身の会社のことを「ブラック企業」と、書き込みがされていないかネットでチェックすることも必要なのかも知れません。
優秀な学生を採用し、末永く、自社で働き続けて欲しい。このことは、どんな業種・業態の企業にも共通する事実です。
じゃあ、どうすれば、「ブラック企業」ではないということを示せるのでしょうか。

実は、脱ブラック企業を目指している企業であるということをアピールする方法があるんです。
経済産業省が打ち出した、健康経営の認定制度「ホワイト500」の認定を受けることです。

“「ホワイト500」って何のこと?”

初めて耳にされた方もいらっしゃるかと思います。
次以降、もう少し詳しく、「健康経営の認定制度」について、書いていきます。

②「健康経営の認定制度」とは?

「健康経営®」という言葉。
実は、NPO法人健康経営研究会が登録商標しているんですね。ホームページでは、映像でその説明をしています。
NPO法人健康経営研究会 健康経営研究会の目的とする健康経営についての解説

経済産業省は、「日本再興戦略」による取組の一環として、平成26年度から、東京証券取引所と共同で「健康経営銘柄」を選定し、長期的な視点からの企業価値の向上を重視する投資家にとって魅力ある企業として紹介することを通じ、企業による「健康経営」の取組を促進することを目指しているんです。

原則1業種1社「健康経営銘柄」として選定。
第3回目となる2017年は、24業種から24社が選定されました。

選定にあたっては、経済産業省が実施した「平成28年度健康経営度調査」の回答結果を、
 (1)「経営理念・方針」
 (2)「組織・体制」
 (3)「制度・施策実行」
 (4)「評価・改善」
 (5)「法令遵守・リスクマネジメント」
という五つのフレームワークから評価した上で、財務面でのパフォーマンス等を勘案して選定されるんです。

でも、これって上場企業の話で、うちの会社とは関係ないと思われたでしょうか。

「健康経営銘柄」は、上場企業に与えられる名称なんですけど、上場企業以外でも「健康経営」をしていることを認定してもらえる制度があるんです。
次は、上場していない法人の「健康経営優良法人認定制度」について書いていきます。

③「健康経営優良法人認定制度」とは?

健康経営優良法人認定制度とは、地域の健康課題に即した取組や日本健康会議が進める健康増進の取組をもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度です。

健康経営に取り組む優良な法人を「見える化」することで、従業員や求職者、関係企業や金融機関などから「従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる法人」として社会的に評価を受けることができる環境を整備することを目的にしてるんです。

どうですか。あなたの会社が健康経営優良法人に認定されたら、いい人材を採用できると思いませんか。

この制度は、日本健康会議の「健康なまち・職場づくり宣言2020」の
宣言4の「健保組合等保険者と連携して健康経営に取り組む企業を500社以上とする。」と、宣言5の「協会けんぽ等保険者のサポートを得て健康宣言等に取り組む企業を1万社以上とする。」を達成するための一助となることも目的としているんです。

認定を受けるには、実際に取り組まなければなりません。
じゃあ、何をどんな風にすればいいのという話になりますね。

その中に一般社団法人日本マインドヘルス協会がお手伝いできることがあるので、次は、そのことを書いていきましょう。

④ 健康経営優良法人2018(中小規模法人部門)の認定基準

「ホワイト500」への道を歩みたいと思っていらっしゃる中小企業のみなさま。
お待たせしました。

今回は、中小企業の「ホワイト500」の認定について書いていきますね。

協会けんぽなどの保険者の進めている「健康宣言」に取り組んでいる中小企業、中小規模の医療法人を、中小規模法人の「健康経営優良法人」として認定・公表する制度があるんです。

認定までのステップは3つ。

≪ステップⅠ≫
 健康宣言を行い、申請資格を得る。※加入保険者が実施している健康宣言事業に参加

≪ステップⅡ≫
 自社の取り組み状況を確認し、健康経営優良法人の基準に適合するかを自主確認する

≪ステップⅢ≫
 基準に適合すると判断した場合は必要書類を添付し、主たる加入保険者に提出

こんな流れです。

「健康経営優良法人2018(中小規模法人部門)の認定基準」については、経済産業省のホームページに掲載されています。
PDF:健康経営優良法人2018(中小規模法人部門)の認定基準

この中で、当協会がお役に立てるのは

3.制度・施策実行
健康経営の実践に向けた基礎的な土台づくりとワークエンゲイジメント
⑦コミュニケ-ションの促進に向けた取り組み

 従業員の心と身体の健康づくりに向けた具体的対策
 メンタルヘルス対策
⑮不調者への対応に関する取り組み

です。
社内のコミュニケーションをよくしたい、メンタルヘルス対策を始めたい。

そんな風に思っている企業の担当者のみなさま。
健康経営に一緒に取り組んでみませんか。