元国税調査官 飯田のカウンセリング話 – 白紙の領収書、持って帰りましたよ!

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掃除をすると発見がある!

“いや~、参りましたわ~。マルサに入られたんですわ~“

と、知り合いの税理士のAさん。

みなさん、「マルサ」ってご存知でしょうか?

知ってますよね。

昭和な方は、映画『マルサの女』を思い出されたかも…。

私(飯田)は講演に行った際“飯田さんは、元マルサで…”と、紹介されることがあります。

でも、実は、私(飯田)は、「マルサ」にいたことはありませんでした。

講演のときは、せっかくのご紹介なので、その場で

“私、マルサじゃないんです!”

とは言わないようにしてるんです。

場を乱すというか、司会の方に悪いような、そんな気がするので、

そのまま話を始めるのですが、本当は、国税調査官=マルサではないんですね。

「マルサ」は国税局の査察部門のこと。

捜査令状を持っているので、彼らがやってきたら

経営者がいなくても税理士が到着していなくても関係ありません。

容赦なく、税務調査は進められます。

愛人宅も含め、一斉に捜査に入ります。

相当期間、尾行してます。

一方、私(飯田)は所轄の税務署の調査官。

やっていたのは“任意調査”。

“任意調査”は、強制力がありません。

なので、その税務調査を断ることもできるんです。

“えっ、断れるんですか…?”

そんな声が聞こえてきそうですね。

そうなんです。

一応、任意と謳ってますが、調査官は断ることができないような説得力を兼ね備えてます。

“任意調査”の極みは資料調査課です。

略して、リョウチョウ(料調)。

あっ、この呼び方は大阪国税局バージョン。

関東ではコメというらしいです。

マルサよりリョウチョウの方が調査は厳しいという噂、あります。

この税理士のAさん。

出張先の東京から急いでマルサに入られた先に到着。

“で、「マルサ」は何、持って帰った?って聞いたんですよ。
そしたら、新地のママからもらった白紙の領収書って、言うんです。
一番、あかんヤツですやん。
もう、参りましたわ~“

ここまで、読まれて、

“そういえば、ラウンジのママに1冊、白紙の領収書もらったことあったっけ…“

と、思われた方、危ないですね~。

使うつもりがないなら、ですが、捨てた方が賢明かも…。

本コラムについて

一般社団法人日本マインドヘルス協会
代表 飯田真弓

国税勤務26年、国家公務員税務職高卒女子第1期生
元国税調査官・産業カウンセラー税理士

税務署は見ている。』は5万部を超えるベストセラー

元国税調査官の着眼力と産業カウンセラーの傾聴力で
2代目・3代目の経営者の方の他人には言えないお悩みや
会計事務所・税理士法人のヒトに関する問題を解決!

月刊『税務弘報』(中央経済社)に
♪こんなん,聴いてきましたけど~♪
『産業カウンセラー税理士飯田真弓の傾聴インタビュー』
を連載中の飯田が日々の出来事を通して気づいたことがらを

【税務署は見ている。】番外編

としてお届けしています。