元国税調査官 飯田のカウンセリング話 – 僕、もう心が折れそうなんです…!

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僕、もう心が折れそうなんです…!

オフィスに居ると突然、インターフォンが鳴ることがあります。

“〇〇ショウケンノ、××トイイマス。チョット、オハナシキイテイタダケナイデショウカ?“

外資系の証券会社の場合、外国人と思しき方が営業に回って来られることもあります。

昨日は、今年新卒で郵便局に入ったというAさんが、オフィスに来られました。

実は、Aさん、ご近所でボランティアをされているNさんのオフィスに

“かもめーる”はいかがでしょうか?

と、回って来られたんだそうです。

Nさんが、10枚予約するととても喜ばれたということでした。

私も毎年、暑中見舞いのハガキを“かもめーる”で出すようにしているのですが、

窓口に行ったら気に入った柄が売り切れてしまっていることもあり、お願いすることにしました。

申込用紙に住所や氏名を記入していると、ぽつりぽつりとAさんが話を始められました。

“先輩について行ってそれを真似しようとするんですけど、全然、うまくいかないんです。

自分のスタイルでやらないといけないとは思うんですけど、僕、もう、心が折れそうなんです…“

今の時期、本来は幹部候補生として入社したけれど、現場を知るという意味で

外回りを強いられている方、業種を問わず結構いらっしゃるようです。

私も役所に勤めていたとき今頃の時期、ヤクルトレディが新入社員を従えてヤクルトを配りにきてました。

「この人は、ジョアじゃなくってヤクルト!ちゃんと、覚えてね(怒)!“」

そんな風景をよく目にしたことを話すと、Aさんの表情が少し柔らかくなりました。

“嵐の二宮君が主演した「DOOR TO DOOR~僕は脳性まひのトップセールスマン~」はおススメよ!”

というと、メモ帳を取り出して、書かれていました。

Aさんは、とっても真面目な方なんですね。

“ありがとうございました。お話を聞いてもらって、気持ちが楽になりました!“

そう言って、Aさんは、足取り軽く郵便局に戻っていかれたのでした。

あちゃ~、またしても、無料で営業マンのカウンセリングをしてしまったのでした…。

本コラムについて

一般社団法人日本マインドヘルス協会
代表 飯田真弓

国税勤務26年、国家公務員税務職高卒女子第1期生
元国税調査官・産業カウンセラー税理士

税務署は見ている。』は5万部を超えるベストセラー

元国税調査官の着眼力と産業カウンセラーの傾聴力で
2代目・3代目の経営者の方の他人には言えないお悩みや
会計事務所・税理士法人のヒトに関する問題を解決!

月刊『税務弘報』(中央経済社)に
♪こんなん,聴いてきましたけど~♪
『産業カウンセラー税理士飯田真弓の傾聴インタビュー』
を連載中の飯田が日々の出来事を通して気づいたことがらを

【税務署は見ている。】番外編

としてお届けしています。