企業研修事例
株式会社アイエスエフネット様

エコラージュ®・ワークショップ

自分の気持ちを言葉で伝えることが苦手な障がい者の方の気持ち。出来ることよりもどんなことをしたいと思っているのか。

抱えている課題・背景

・障害者の就労支援をサポートするにはどうすればいいか

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写真、印刷物、画像などを「切り貼り」することによってつくられる近代アートの一種であるコラージュを使った芸術療法のコラージュ療法を元に、当協会の代表理事である飯田真弓が考案し商標登録した心理ケアの名称です。

>>研修プログラムについて
研修概要
企業名:
株式会社アイエスエフネット
業種:
就労支援
参加人数:
のべ約700名
実施日:
2015年1月~2016年7月 
実施場所:
(株)アイエスエフネットジョイ(東京都渋谷区代々木3-31-12代々木ハイツ1号館201・205・308)他
担当講師:
(社)日本マインドヘルス協会 代表理事 飯田真弓

研修内容

(株)アイエスエフネットとの出会いも、偶然というより、必然だったんだろうなと思います。

東京に本社のある企業の経営者のAさんが、大阪で講演をされてfecebookでお友達になったんです。社交辞令だと思うんですけど、それを真に受けて、東京に行った際、Aさんのオフィスにお伺いさせていただきました。

その際、一般社団法人日本マインドヘルス協会の事業についてお話したんですね。

「ONテスト」を体験していただいたところ“是非、紹介したい経営者がいるから、今から一緒に行きまよう!”と、連れて行ってくださったのが、(株)アイエスエフネットでした。

代表取締役の渡辺幸義氏のモットーはどんな人でも採用するということでした。なので、会社に行くと、いろんな障がい者の方がいらっしゃるんです。

Aさんは、一般社団法人日本マインドヘルス協会が取り組んでいる事業について渡邉社長に、

“きっと、就労支援のお役に立つと思いますよ!”

と紹介してくださったのでした。

(株)アイエスエフネットで“エコラージュ®・ワークショップ”を実施することになったとき、確認の電話がかかってきました。

“目の不自由な方が参加したいと言われてるんですけど、大丈夫でしょうか?”

“目の不自由な人…?
”私は色の識別が難しい程度の方かな?
それくらいに思って

“いいですよ、目の不自由な方も、是非、ご参加ください”
と言って電話を切りました。

“エコラージュ®・ワークショップ”当日。

“後、もう一人来られますから…”
と入って来られたB子さんは、職員の方に付き添ってもらっていました。
ナント、B子さんは、全盲の方でした。

“B子さんは、今日の”エコラージュ®・ワークショップ“をとっても楽しみにされてたんですよ!”

職員の方は、ニコニコしています。
私はまさか全く目の見えない方だとは思っていなかったので、ちょっと戸惑った表情を見せてしまったのだと思います。

“大丈夫ですよ。B子さんに指示してもらったのを私が切って、私が貼り付けますから”
と付き添っていた職員の方がいわれました。

目は見えなくても、手で触れば、紙を切った輪郭や大きさはわかります。

毎月1回の講座をB子さんは毎回、とても楽しみに参加されていました。彼女のリクエストはウエディングドレスとディズニーランド。

ある時、
“スウィーツが貼りたいんですけど…”
B子さんがいわれたので、みんなでスウィーツを探しました。

“どら焼きがあるけど、どうかな?”
“どら焼きはスウィーツじゃないでしょ!”

その場では、いつも笑い声が飛びかっていました。

B子さんは、なかなか就職するとか、自分が仕事をするイメージがつかめなかったようですが、“エコラージュ®・ワークショップ”を受ける中、自分が、目の見えない方のディズニーランドのパンフレットを作る仕事がしてみたいと、思っているということに気づかれました。

前にも書いたように、(株)アイエスエフネットではあらゆる障害を持った方が、通って来られていました。”エコラージュ®・ワークショップ“はその日の気分が作品の上に表れます。

上の赤い台紙の作品を作られた方は、そろそろ就職先を決めないといけないのですが、なかなか一歩踏み出せずにいたんだそうです。

“あれ?私、「超回復」なんて貼ってますよね。もう、大丈夫なのかな?”

自分で自分の背中を押すことを知るきっかけになったようでした。

ダウン症の方や、自閉症の方、音に敏感過ぎる方。症状ごとの“エコラージュ®の作品の傾向も知ることができたように思います。

こんな作品もありました。鎧姿のサムライを丁寧に形通りに切りとり、そこに刺さっているのは、卵焼きでしょうか?完成したらとても得意げな表情をされていました。

この作品のメッセージは
“とったど~~!”
なんだそうです。

言葉を使わなくても、一緒に作るだけで気持ちが伝わり合うんです。

お薬をタッパウェアに満タン持参されている統合失調症の方は、1回目、2回目は、ワークショップの様子を横目で見ておられました。けれども、3回目から参加されました。

3回目が終わった時、
“次はいつ来るの?”
と、早くも次回を楽しみにしていることを伝えてくださいました。

いつもは、収集のつかない作業所が、“エコラージュ®・ワークショップ”を始めると整然とします。
まるで、私は猛獣使いのような気分になります。
おひとりおひとりと対話をさせていただくと、みなさん、活き活きと自分のことを語ってくださいます。
みなさん、自己と無理なく自己とむきあうことができるからです。

就労支援事業者の方。利用者の方にどんなワークをするのがいいのか、色々と頭を悩ませていらっしゃるのではないでしょうか。
特に障害を持った方は、ご自身の気持ちを言葉で伝えることが不得手だと思います。

そんなときに言葉を使わなくても意思疎通が可能になる“エコラージュ®・ワークショップ”がお役に立つのではないかと思っています。
是非、一度、ご相談くださいませ。

研修の成果

・エコラージュ®・ワークショップにより、自分の気持ちを言葉で伝えることが苦手な障がい者の方の気持ちを知ることができた。出来ることよりもどんなことをしたいと思っているのか。障がい者の方であっても、そちらを重視した方が就職先を決めやすいし、本人の”やる気度”も全然違うことがわかった。

お客様の感想

自分はこんなことを考えてるんだなぁということがわかりました

・自分はこんなことを考えてるんだなぁということがわかりました。自分が作品の上で作ったキャラクターがLINEのスタンプとかになったら楽しいし、それなら、病気でも収入を得ることができると思いました。(統合失調症の方)

担当講師より

研修を振り返ってみて

“エコラージュ®・ワークショップ”って、どんなものなのかしら?

と興味をお持ちいただいた就労移行支援・就労継続を手掛けておられる担当の皆さま。
是非、お問合せください。

障がい者の方もやりたいと思っておられることがあるはずです。障がい者の仕事というと単純作業を連想してしまいがちですが、もしかすると、人によっては単純作業ではなく、クリエイティヴな創作活動の方が好きだったり得意だったりするかも知れないのです。”エコラージュ・ワークショップは楽しみながら無理なく、深層心理にアクセスすることができ、その方の潜在意識を顕在化させることができます。障がい者の就労支援のプログラムとして、是非、ご検討くださいませ。

担当講師:(社)日本マインドヘルス協会 代表理事 飯田真弓
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