企業研修事例
古河電池株式会社 労働組合様

ダイバーシティ・人財戦略・ワークショップ こころのよりどころを「見える化」一歩踏み出せる社員研修

抱えている課題・背景

福島の原発問題などもあり、若い組合員に活き活きと働いてもらうにはどうすればいいのか。

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写真、印刷物、画像などを「切り貼り」することによってつくられる近代アートの一種であるコラージュを使った芸術療法のコラージュ療法を元に、当協会の代表理事である飯田真弓が考案し商標登録した心理ケアの名称です。

>>研修プログラムについて
研修概要
企業名:
古河電池株式会社 労働組合
参加人数:
80名
実施日:
2014年4月19日(土) 14:00~17:00
実施場所:
ホテルプラム横浜
担当講師:
(社)日本マインドヘルス協会 代表理事 飯田真弓

研修内容

古河電池(株)労働組合さまで“エコラージュ®・ワークショップ”をさせていただくことになったのは、京都市内で開催された全蓄労連で、古河電池の組合の方がエコラージュ®・ワークショップを体験されたことからでした。

事務局の方は、かねてから、新入社員の興味を惹く研修はないものだろうかと模索されていて、これなら若い人たちも参加してくれるのではないかと思われたんだそうです。

“60名くらいで実施することは可能でしょうか?”

とご相談いただいたときは、その人数では出来ないんじゃないかなと、思いました。
“エコラージュ®・ワークショップ”の最適人数は6~10名。通常の6~10倍の人数の場を私一人で保つことができるだろうか。ちょっと、自問自答したのですが、

“頼まれごとは、試されごと!”

何事もチャレンジということで、お請けしました。
組合幹部の方が、組合員に告知したところ、

“なんだか、面白そう!”

ということで、どんどん申込者が増えてしまいました。
事業所は福島県のいわき市にもあり、当日は、バスをチャーターして横浜の会場にたくさんの若い社員の方々が集まって来られました。

写真を見ておわかりのように、この会場、結婚式場なんですね。そこにぎゅうぎゅうな感じで、作業していただきました。今から思うと、ちょっと、無謀でした。でも、よい経験をさせていただいたと思っています。それまで、色々な人数や時間で“エコラージュ®・ワークショップ”を実施させていただいていたのですが、このころから、やっと、最適な人数やスケジュール感が決まってきたからです。

みなさんが作業をされている間、私は会場内をくまなく歩きまわりました。どの人も、楽しんで作業をすることができているか。作業すること自体をストレスに感じている人はいないだろうか。そんなことに気を配りながら、巡回します。

“この場を守る”

ということが、心理療法を元にしたワークショップを実施する際に、注意しなければならないポイントになります。

早く出来上がったということで、自分の作品を観ながら、気づきを自ら語ってくださる方もいらっしゃいました。同僚同士で作品を見せ合って楽しげに話をしているグループもあれば、作品を観ながら首をかしげている人もいます。感想を述べあっているテーブルもありました。人事部長も若い人たちに交じって、作品を作って、楽しさを共有してくださっていたことが、この会社の良さを表していると思いました。

みなさんが出来上がったころを見計らって、我こそはと思わん方に前に出て、私と対話をさせていただきました。

作品をプロジェクターに投影し、私と作者が対話します。A子さん方の作品は、顔がいっぱい貼ってありました。

飯田:“顔がたくさん貼ってありますね。”

A子さん:“はい!”

飯田:“人に興味があると、人をたくさん貼ったりすることがあるんですけど、どうなんでしょうね?”

すると、A子さんではなく、ずっと、研修の様子を見守っていた人事課長が発言されました。

人事課長:“彼女は人事担当なんです。社員、全員のことをいつも世話しているんです”

飯田:なるほど。それは、適任者なんじゃないですか。“

A子さんは、ニコニコしながら、頷いておられました。

“エコラージュ®・ワークショップ”は、元々こころの病を治療する「コラージュ療法」という技法をこころの病の早期発見・こころの病の予防・こころの健康維持増進という目的で企業に実施してもらおうと思って始めたものでした。

けれども、いろいろなシーンで実施させていただく中、さらなる可能性があることがわかってきました。

先に書いた例では、Aさんが、人事部の仕事に向いているということがわかりました。

実はこの研修会の時に、海外赴任を言われているけれど、躊躇している若手のBさんがいらっしゃったんです。Bさんは出来上がった作品を観に来た同僚に冷やかされていました。

“おっ、こいつ、やっぱり、彼女貼ってるじゃん!”

Bさんは、彼女がいたんです。それで、海外赴任の返事を先延ばしにしていたのでした。そこに人事部長がやってきました。

“えっ、Bさん、彼女がいたの?それで、(海外赴任を)渋ってたのね…”

いかがですか。この現象。

Bさんは、婚約をしているなら、海外赴任についての話があった際、彼女のことを言えたと思うんです。でも、まだ付き合っているというだけなので、言えなかった。きっと、彼女にもそのことを言い出すことができず、一人で悩んでいたのかも知れません。でも、“エコラージュ®・ワークショップ”をして、同僚が、彼女のことが出ていると言ってくれて、その場に人事部長がやってきて…、という風に、言葉に寄らず、どんどん、大切なことをわかり合えるコミュニケーションが生まれていったんです。

“エコラージュ®・ワークショップ”は、ノンバーバルなコミュニケーションから、社内の風通しをよくするという効果があるんですね。

“最近の若いヤツらは、何を考えてるのかわからない!!“
管理職の方のお悩みは、いつの時代も部下とのコミュニケーションですね。

一昔前は、呑みにケーションで補えていたことが、今は、ままなりません。勤務時間内に、部下の気持ちをわかり合える研修を実施することがますます必要な時代になってきました。
一方的な講義ではなく、若い人たちがこころを開いて何でも話しやすくなる環境をつくれるワークショップ。それが、“エコラージュ®・ワークショップ”です。

中間管理職と若手社員の、コミュニケーションをよくしたいと、思っている、人事部、総務部のみなさん。お役に立てると思います。是非、一度、ご相談くださいませ。

研修の成果

・海外赴任を言い渡されたが、返事を保留にしている社員の理由が作品を作ることで、明確になった。

・自分の評価に関わると思い、言い出せずにいたプライベートなことが作品を通して、スムーズに上司や同僚に伝えることができた。

・部下の配置を考える際、最適な方法を選択することの助けとなった。

担当講師より

研修を振り返ってみて

“エコラージュ®・ワークショップ”って、どんなものなのかしら?

と興味をお持ちいただいた人事部担当、総務担当の皆さま。
是非、お問合せください。

人事部の方は、部下一人一人の身上把握のすることが仕事です。最近の若い社員は自分のことを言葉で表現することがあまり得意でない人が多いので、面談を行ってもいったいどう思っているのかわからないということがあるようです。エコラージュ・ワークショップを行うと、作品の上にその人自身も気づいていなかった潜在意識が表れます。”私ってそんな風に思ってたんだ!”と、若い社員が自分自身のことを理解し、それによって、モチベーションも上がって、活き活きと仕事に取り組む気持ちが沸いてきます。

担当講師:(社)日本マインドヘルス協会 代表理事 飯田真弓
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