企業研修事例
日本オーチス・エレベータ株式会社 労働組合様

簡単な絵を描くだけ!組合員のモチベーションがアップする参加型研修!

「あの厳しい課長が、あんな絵を描くなんて、びっくりでした。」

抱えている課題・背景

30~50代の組合員の組合活動への参加率を上げるにかどうすればいいか

ご提案した研修プログラム


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心の病の治療法として精神科などで用いられる「ワルテッグ描画テスト」を ベースに当協会が開発した生産性アッププログラムです。 潜在意識に気づき、脳機能の活性化が期待できます。 2人1組で行い、お互いの気づきを語り合うワークです。

>>研修プログラムについて
研修概要
企業名:
日本オーチス・エレベータ株式会社 労働組合
業種:
製造業
参加人数:
50名
実施日:
2013年7月17日(木) 17:45~19:15
実施場所:
日本オーチス・エレベータ工場内会議室
担当講師:
(社)日本マインドヘルス協会 代表 飯田真弓

研修内容

日本オーチス・エレベータ(株)芝山工場の所在地は、千葉県。芝山千代田という駅から車で20分走ったところにありました。エレベータを作る工業なので、広い土地が必要だし都会からは離れた場所になるのは仕方ないってことなんだと思いましたが、大阪からは、結構遠く感じました。

日本オーチス・エレベータ㈱労働組合様からのご依頼は、講師が一方的に話をするのではなく、参加型で、ということでした。参加者人数と、講座の時間を考えて、この研修会では、組合員の方に「ONテスト®」を体験していただくことにしました。

「ONテスト®」は、元々、ドイツで開発された「ワルテッグ描画テスト」という心理アセスメントの方法を私(飯田)がアレンジし、商標登録したワークショップです。

私(飯田)は、国税に在職中、放送大学で心理学を学び、卒業後、認定心理士の資格を取得しました。認定心理士とは、“この人は心理学の基礎を一通り勉強しましたよ!”という資格です。臨床心理士と響きが似ているのですが、認定心理士と臨床心理士は別なものです。認定心理士の資格はとってから、もっと、使える心理学の方法はないものかと探していたときに見つけたのが、「コラージュ療法」でした。国税に在職中、約2年間、大阪から東京に通って「コラージュ療法」を習いに行ったのですが、その講座の中で教えてもらったのが「ワルテッグ描画テスト」でした。

絵を描く心理テストというと、真っ白な紙に「実のなる木を1本描いてください」というテストをご存知の方、多いのではないでしょうか。これは、「バウムテスト」というものです。一本の木を描くだけなのですが、色々なことがわかります。でも、“絵を描いてください”と言われて、積極的に描かれる方って、あんまりいないんですよね。こころの状態を知るためのテストなのに、絵を描くことがストレスになってしまっては本末転倒です。

上の用紙をご覧ください。これが「ONテスト®」の用紙です。8個のマスがあり、その中にそれぞれ何かしら小さな記号が描かれています。「ONテスト®」のやり方は簡単です。一応、心理テストですので、“教示”に従って作業をしてもらいます。“教示”とは心理テストを実施する際に守っていただいたい事項です。その通りにやれば、より正確な結果を導き出すことができますよというものです。では、“教示”を申し上げます。

“8個の絵を完成させてください!”

それだけです。もうひとつ、絵を描く前に、していただくことが一つあります。

“今からご自身のこころと向き合う時間です!”。

ということで、作業を始める前に姿勢を正して軽く目を閉じ、ゆっくり深く息を吸って長~く吐くということを1分間行います。その後、講座開始前のこころの状態を1~10の数字で表すと何になるか、メモしてもらいます。こころの状態はなかなか目では見えないものなのですが、自分自身で数値化してもらうんです。この、気持ちを数値化するという作業。習慣づけると、こころの状態を数字で記録するので客観視できるようになります。自分以外に同僚や部下の様子も数値化してみると、その変化の具合がわかってくると思います。興味を持たれた方は、是非、毎日やってみてください。

日本オーチス・エレベータ株式会社様のこの研修会では、90分というご依頼でしたので、絵を描いてからのワークも行いました。タイムスケジュールは以下の通りです。

≪タイムスケジュール≫(90分バージョン)
講師自己紹介 5分
講座開始前の気持ちと向き合う 1分
「ONテスト®」の実施方法を説明 5分
「ONテスト®」実施 20分
「ONテスト®」の見方を解説 10分
お隣同士で気づきを発表しあう 15分
グループになって気づきを発表しあう 20分
講座のまとめ 10分
講座終了後の気持ちと向き合う 1分
アンケート記入 3分

「安全大会」などでのご依頼は、45分でという場合もあります。製造業や建築関係の方はじっと座って人の話を聞くということに慣れておられないからという理由のようです。“眠くならない研修をお願いします!”というご依頼にもピッタリです。

“なんで、こんな幼稚な絵なんか描かせるんだ!!”

画用紙と鉛筆が用意されているのを見て、受講される方から、そんなお声をいただくこともあります。それも含めて、講座を進めていくのがプロの講師です。そんな風に最初、抵抗を感じておられた方ほど、講座が終わると、ご自身の作品を持ってこられて、個別に観てほしいといって来られるようにも思います。

実は、絵を描くことは、ヒトが、言葉を発するまえから使っている意思伝達手段なのです。描いてみると自分自身も気づいていなかったことに気づかされます。

“へ~、自分って、やっぱり、この会社のことが好きなんだぁ~!”

そんな風に、ご自分の自社愛に気づかれる方、結構いらっしゃいます。反対に会社では、バリバリ働いているように見えていたのに、本当は、会社よりも家族が第一と思っていることが絵に表れる方もいらっしゃいます。

また、元々、こころの病をアセスメントする方法だったので、メンタル不全の傾向がある方を早期に発見することもできます。

日本オーチス・エレベータ(株)は、エレベータの老舗。労働組合のみなさん、誇りを持って仕事をされてるように感じました。工業の入り口には、新宿コマ劇場に設置されてたエレベータが展示されてました。いろんな舞台役者さんが乗られたんだと思うと、感慨深いものがありました。

2020年の東京オリンピックを控え、今後はエレベータだけではなく、大きなモノをつくる企業の需要はますます増えていくんだと思います。事故が無くて当たり前。そのためには最新の注意が必要です。どんなにAIの技術が進んでもそも指示を出すのは人間です。機械のメンテナンスもたいせつです。でも、その前に人のこころのメンテナンスを怠ってはいけません。「ONテスト®」は、言葉によらないコミュニケーションを活性化させる効果があります。

“あの厳しい課長が、あんな絵を描くなんて、びっくりでした。”

絵が上手いとか、下手とかそういう問題ではないんです。言葉では、なかなか伝わらないことが、絵を通して通じ合えるということがあるんです。絵を描くワークショップをされたことがない方には、この感覚はご理解いただけないかも知れません。

教示を聴き、4Bの鉛筆を持って画用紙に向かった瞬間、潜在意識にアクセスしています。退行といって、子どもの頃の自分に戻ったりできます。そのことが、ひとりひとりを素直な気持ちにさせ役職を超えて、何でも話せる気持ちにさせてくれます。コミュニケーションがよくなると、職場全体の風通しがよくなり、伝達ミスも少なくまります。ミスなく、安全に業務を行えることは、リスクを減らし、業績アップに繋がっていきます。

ノンバーバルなコミュニケーション研修を実施したことがないというモノづくり企業の人事部・総務部のみなさま。

まずは、安全大会からでも結構かと思います。働く人のこころの健康維持増進に「ONテスト®」をご活用くださいませ。

研修の成果

・ONテスト®を体験したことにより、日ごろ言葉を交わさない組合員同士が話をする機会を得ることができた。

・講座受講後も、組合同志、声を出さなくても目で合図をしあうなど、自然な形でコミュニケーションがとれるようになった。・絵を完成させるのことで、日ごろあまり味わうことのできない達成感を味わうことができ、自信につながる。

担当講師より

研修を振り返ってみて

“ONテスト®”って、どんなものなのかしら?

と興味をお持ちいただいた人事部担当、総務担当の皆さま。

是非、お問合せください。

製造業では毎年、1回、安全大会を開催されています。製造の現場で仕事をしている方は、長時間、座って話を聞くことが苦手なようです。”1時間以内で、眠くならず、参加型でためになる講座”ということで、当協会の”ONテスト”へのご依頼をいただいています。

今、日本に求められているのは、ひとりひとりが活き活きと自分らしく、働くという働き方です。安心安全な現場は社員同士のコミュニケーションが良好であって初めて生まれます。日本の製造業の発展に貢献できる活動ができれば幸いです。

担当講師:日本マインドヘルス協会 代表 飯田真弓
【従業員・社員のメンタルヘルス対策をご検討の方はお気軽にご相談ください】